同情するなら金をくれ
まさかこの名言ひとつにブログ・アフィリエイトの全てが詰まっていたとは。
自分は情報商材が嫌いだ。しかし出会ってしまった。事態は2週間ほど前に遡るのだが、その前にまずは自身の情報商材に対する見解について話しておこう。
情報商材に対する個人的見解
炎上覚悟で先に言っておきたい。
自分は基本的に情報商材はクソだと思っている。
ただ勘違いしてほしくないのは、有益な情報に対して対価を支払う事を否定するわけではない。むしろそういったものには報酬が発生するのが当然だと考えている。
ならば何故自分が情報教材を嫌うのかというと、理由は大きく2つあり、そのうちの1つが「本当に有益な商材以上に、無益な商材が跋扈しているから」である。
今や誰しもがインターネットを利用して自己発信が可能な時代である。それはITの進歩であり、喜ばしいことではあるのだが、そこに溢れる情報は昔以上に玉石混淆と言わざるを得ない。
それがインターネットの面白さでもあるのだが、商材購入における一番のメリットは「良質な情報を得るための手間(時間)を買う」ことにあると考えている。しかし、今の時代ではそれが溢れかえりすぎて、良質な商材か否かの真贋を見極めるために時間を取られるという本末転倒な時代となってしまっている。
そしてもう一つの理由は「ビジネスや創作というのは知的探求心から生まれるもの」と考えているからだ。
今日明日にでも結果を出さないといけない。しかし、そのために必要な知識も技術も無いというのであれば商材に頼ってもいいだろう。
ただし、中長期的にビジネスで稼ぎたいと思うのであれば、その根幹にある情報や知識というのものは手間暇かけてでも学ばなければならない。情報商材で得た知識など生ものであり、時代や環境が変われば求められる情報も変わってくる。
その時、情報商材で得た一時的な知識でその変化に適応できるかと言えば答えはNOだ。根幹知識と周辺知識の両方をインプット・アウトプットし、反芻していく事によって、はじめて人は知を得るのだ。
こんな考えである以上、自分は情報商材を手にすることは生涯無いのであろう思っていたが、思わぬところで邂逅することとなる。
情報商材との邂逅
ここでようやく先週へと場面を移す。
全国的にもコロナが落ち着きはじめ、自分の住む地域では1週間以上、新規感染者が発生していないという事もあり久しぶりに友人と酒を飲む事になった。友人の名は山崎。
山崎君はwebデザイナーとしてフリーランスで生計を立てており、過去にブログ運営をしていた男でもある。
久しぶりに連絡を取る機会があり飲みに行く話になったのだが「ブログ運営に関する相談をしたかった」という下心があったことは言うまでもない。もはやこれはビジネスだ。
こうして久しぶりの再会を果たし、そこにあるのは美味しい酒と食事。宴も酣となったところで本題を切りだした
ブログで稼ぐにはどうすればいいのか
すると山崎君から返ってきた答えは意外なものだった
「俺ブログ1カ月で辞めたからよく分からんわwww」
これには衝撃を受けた。まさか激動のweb業界にてフリーランス活動をするほどの男がブログ運営をそこまで早期の内に投げ捨てていたとは。
というか一カ月も経験していないのなら仰々しく「ブログ運営の経験があります」なんて言うなバカ。
輝くもの、必ずしも金ならず
憤りを覚える一方で、かの有名なシェイクスピアの喜劇「ヴェニスの商人」における一節を僕は思い出していた。
webデザイナーという肩書、一種の権威性を前に「彼はブログでも成功しているに違いない」という勝手な想い違いをしていた僕にも責任はある。
こうしてどうにかアンガーマネジメントに徹する僕に反して山崎君は大層ゴキゲンである。
挙句の果てには最近ハマっている露出が高い某ピアニストyoutuberの魅力とかいうクッッッッソどうでもいい話を延々と聞かされる。
コスプレがたまらないとか、音楽とエロスは親和性が高いとか、生まれ変わるのならピアノペダルになりたいだとか、今すぐ転生の手伝いをしてあげたくなるような聞くに堪えないような戯言の数々
そもそもですね、完全に本題から逸れるし、これまた炎上しそうな話なんですけど、自分はそういった露出を武器に再生数を稼ぐ女性youtuberが大嫌いだ。だっておかしくはないだろうか。
「もうこんなの裸同然じゃん」ってレベルのyoutuberが沢山いるわけですよ。そんな破廉恥な恰好をした女性がピアノを弾くだけで「うひょーーーー!!」とか「エッッッッッ!!!!」とか知性の欠片もない欲情にまみれた豚どもが群がり、金を落とし、チャンネル登録者数はうなぎ登り。
一方で、仮に僕がチ〇ポ出してピアノを弾いたらどうなる?ブタ箱にぶちこまれ、金をとられ、チャンネルはBANだろう。
こんな世の中が許されるかクソッたれ!!ってなんの話だ
とにかく、こうなってしまっては彼に用はない。早く帰りたい。
唐揚げを追加注文するんじゃないよ山崎
完全に酒で出き上がっている山崎君はそんな事など気に留めずケタケタと笑いながら過去のブログ話に花を咲かせる。
今は存在しないようだが、どうやら彼の行っていたブログはトレーディングカードゲームを取り扱うものでありPVこそ稼げたが、結婚を機にカードを全て手放す事にして辞めたそうだ。
特に人気だった記事は「ファイル一面にコレクションした人造人間サイコショッカー(遊戯王)に別れを告げる記事」だったそうな。
合計24枚に渡る人造人間サイコショッカーの画像を1枚1枚丁寧にアップし思い出を振り返るという、カードコレクターにとっては涙なしには語れない感動スペクタクルだったようで、当時の心境を語る山崎君の眼は少し憂いでいたが、正直気持ち悪いなと思った。
一切興味のない自分みたいな者からすれば、サイコショッカーというより筆者も読者もサイコパスかな?って感想しか浮かばない
その後もサイコパス山崎によって延々とサイコショッカーの魅力について力説される。
酔いは完全に醒め適当に相槌を打っていたが、ここで興味深い話が
「ブログだったら昔買った商材があってさぁ、それが全然使い物にならねぇの(笑)」
ここでようやく本題の情報商材が登場する。
冒頭で述べた通り、自身では情報商材など購入する気はないが、タダで見られるチャンスがあるなら話しは別である。
当時の山崎君は大学生で日々の生活費にも困窮していたらしい。そこで
誰でも3万円がすぐに稼げるブログ・アフィリエイトにおけるノウハウなる商材を1万円で購入したらしい。
すぐにお金を稼ぎたいのであれば、まずはそんな胡散臭いものに1万円も払わない精神を持つことが大切だと思ったが、ここは山崎君の名誉のために黙っておく事とした。
商材内容について
当時は有料noteなど存在しなかったため、購入したPDFファイルを見せてもらうためにも後日、山崎君の家を訪れた
序文だけで長くなったためさっさと内容に移ろう。数年前のデータとはいえ流石にアップロードはまずいと思うので内容だけのせると
- セールストークに終始して機械的になってはいけない
- 共感を得られるだけでは弱い。同情を誘え
- 自分のためより人のために金を出す人間の方が顧客として定着しやすい
- 多少炎上しても良いものは買われるし、炎上が金になるのなら安いもの
厳密にはもっと長々と50Pほどに及んで書かれていたが、抽象化するとこれくらいに立項される。
ここから先は一つずつ、どういった内容かよう要約したものを解説していおうと思う。
ただし、それは後半で書くこととし、一度本記事はここで終了・投稿とする。
なぜかというと某ASP会社より
「お前のブログ記事数少なすぎるから、そろそろ登録解除しちゃうよ?」
といった旨のメールがきたからである。
そりゃそうだWordpressテーマ移行の際に記事の殆どが吹っ飛び、唯一残った記事が買って損したものを紹介するクソ記事である。

こんな売る案件もないクソブログ、自分がASP会社の人間であれば有無を言わさず登録解除をするだろう。警告があるだけまだマシである。ここで登録解除されては二度と審査に通らないきがするので何の価値もないクソ記事を二部構成で展開するカルピス手法でごまかそうと思う。
需要があるかどうかはともかく恐らく続きます。
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